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乾将万 ピアノリサイタル(2026年6月24日)


乾将万 Birthday Concert 35


ワンコイン・コンサート 乾将万ピアノ・リサイタル


ピアニスト乾将万の35歳を記念して、名作2曲を並べたソロ・リサイタルを開催いたします。ロシアとドイツ=ロマン派の代表的作品を、ワンコイン(500円)でお楽しみいただける特別な午前公演です。



公演概要

  • 日時:2026年6月24日(水)11:00開演(10:30開場)

  • 会場:兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール

  • 入場料:500円(全席自由)

    ※未就学児の入場不可

  • 主催:INUI MUSIC SALON

  • チケット・お問い合わせ:080-4761-6820




プログラム

  • M. ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》

  • F. リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調





曲目解説

M. ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》



作曲家の友人で建築家・画家でもあったヴィクトル・ハルトマンの遺作展を見た印象から生まれたピアノ組曲(1874年)。作曲者自身が絵の間を歩いて回る姿を表す「プロムナード」の主題が、各曲の合間に様々な姿で現れ、10枚の絵を結びつけていきます。


古い城を思わせる悲しげな《古城》、子どもたちの喧噪が聞こえる《チュイルリーの庭》、重々しい葬送行進曲風の《サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ》、怪奇的な《リモージュ》~《カタコンブ》など、各曲には鮮やかな情景描写と大胆な和声がちりばめられています。終曲《キエフの大門》では、壮麗な鐘の響きとともにクライマックスを迎え、ロシア的なスケールの大きさを感じさせます。


今日ではラヴェルの管弦楽版がよく知られていますが、本公演ではムソルグスキー本来の姿であるピアノ独奏版を演奏し、原色的で荒々しいまでのエネルギーと繊細なニュアンスの対比を体感いただきます。



F. リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調


1853年頃に完成した、リスト唯一の本格的なピアノ・ソナタ。通常の4楽章制ではなく、単一楽章の中で複数の楽章的性格が連続して展開されるという革新的な構成をとっています。冒頭に提示されるいくつかの主題が、曲全体を通して形を変えながら現れ、激烈な部分から静謐な祈りのような箇所まで、多彩な表情を生み出します。


ドラマティックな半音階の動き、オペラ的なレチタティーヴォ、壮麗なクライマックスと長いコーダなど、リストの作曲・ピアノ技法が結晶した大作であり、演奏時間は30分前後に及びます。ロマン派の「交響詩」をピアノ1台に凝縮したような作品で、後のワーグナーやフランクらに大きな影響を与えたとも言われます。


本公演では、《展覧会の絵》と並べることで、19世紀後半のロシアと中欧の個性豊かな響き、そしてピアノという楽器の表現可能性の広さを、じっくり味わっていただければと思います。

 
 
 

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