5/23「梶原千聖ヴァイオリン・リサイタル」
- 乾 将万(Inui Masakazu)

- 2月22日
- 読了時間: 2分
公演概要
公演名:梶原千聖 ヴァイオリン・リサイタル
日時:5月23日(土)10:30開演(10:00開場/11:30終演予定)
会場:茨木市文化・子育て複合施設 おにクル きたしんホール
入場料:一般 1,000円
出演:ヴァイオリン 梶原千聖/ピアノ 乾将万
主催:INUI MUSIC SALON
後援:茨木市、(公財)茨木市文化振興財団
本公演は、古典派後期からロマン派に至るドイツ音楽の系譜を軸に構成されたヴァイオリン・リサイタルである。ベートーヴェンの成熟期作品と、シューマン周辺の芸術的連帯から生まれた《FAEソナタ》を通して、19世紀ドイツ室内楽の精神性を辿る内容となっている。
演奏予定作品と聴きどころ
L.v.ベートーヴェン
《ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 作品96》
1812年作曲。ベートーヴェン最後のヴァイオリン・ソナタであり、英雄的・劇的性格を前面に出した中期作品とは異なり、内省的で均整のとれた語法が特徴である。第1楽章は穏やかな主題提示から始まり、対話的に展開される。ピアノとヴァイオリンは対等な関係にあり、主題の受け渡しによる構築性が明瞭である。
第2楽章は変奏形式で、主題が装飾的に、あるいは叙情的に変容する過程が丁寧に描かれる。終楽章はロンド形式でありながら軽妙さを保ち、全体を明るいト長調で締めくくる。外面的な劇性よりも、洗練された均衡と音色の精緻な変化が聴きどころとなる。
A.ディートリヒ/R.シューマン/J.ブラームス
《ヴァイオリンとピアノのためのソナタ「FAE」》
1853年、若きブラームスがシューマン夫妻のもとを訪れた際、ヨーゼフ・ヨアヒムへの献呈として三人の作曲家が協働で書いた作品である。題名の「FAE」はヨアヒムのモットー “Frei aber einsam(自由だが孤独に)” の頭文字に由来する。
第1楽章はディートリヒ、第2・第4楽章はシューマン、第3楽章スケルツォはブラームスが担当している。とりわけブラームス作曲のスケルツォは現在も単独で演奏される機会が多く、強いリズム推進と濃密な和声が特徴的である。全曲を通しては、動機的統一とロマン派特有の情熱が交錯し、三者の個性が明確に現れる点が聴きどころである。



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