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4/2「傑作の森」vol.5


公演概要



公演名:堀江牧生&乾将万 デュオ・リサイタルシリーズ2025–2026

《傑作の森 Vol.5 ― ベートーヴェンの旅》


日時:4月2日(木)14:30開演(14:00開場)

会場:高槻城公園芸術文化劇場 太陽ファルマテックホール

入場料:1,500円

主催:音で遊ぶ実行委員会

制作:INUI MUSIC SALON

※未就学児入場不可


本公演はチェロとピアノによるデュオ・リサイタルであり、ベートーヴェンとブラームスというドイツ・ロマン派の中核的作曲家を軸に据えた構成である。シリーズ「傑作の森」の第5回として、室内楽における重厚な書法と精神性を探る内容となっている。




演奏予定作品と聴きどころ




L.v.ベートーヴェン



《チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 作品5-1》


1796年作曲。ベートーヴェンが若き日にプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世に献呈した2曲のチェロ・ソナタのうちの第1番である。当時、チェロは通奏低音的役割を担うことが多かったが、本作ではピアノと対等に扱われ、協奏的な書法が顕著に見られる。


第1楽章は緩徐な序奏に始まり、主部では明確なソナタ形式が展開される。対話的な主題提示と、両楽器の音域を広く活用した展開部が聴きどころである。終楽章は快活なロンド形式で、軽快な主題が技巧的に変容しながら進行する。古典派の均衡感と若きベートーヴェンの実験精神が交差する作品である。




J.ブラームス



《チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 作品99》


1886年作曲。ブラームス晩年期に属する大規模なソナタで、交響的な構築性を持つ。第1番(op.38)が内省的であるのに対し、本作はより外向的で力強い性格を備える。


第1楽章は濃密な動機労作によって推進され、チェロとピアノが重厚な和声の中で緊密に絡み合う。第2楽章はスケルツォ的性格を持ち、強烈なリズム処理が印象的である。緩徐楽章では叙情的旋律が広がり、終楽章では力強い主題が確固たる構造のもと展開される。


ブラームス特有の内声処理と重層的テクスチュアが室内楽編成の中でどのように再現されるかが、本作最大の聴きどころである。


 
 
 

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