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6/19 ヴァイオリンリサイタル「名曲の花束」|技巧と抒情が織りなす、ヴァイオリン芸術の粋

6月19日(木)、高槻城公園芸術文化劇場・太陽ファルマテックホールにて、ヴァイオリニスト・堀江恵太とピアニスト・乾将万によるリサイタル《名曲の花束》を開催いたします。

ロマン派から近代にかけての名作を厳選し、聴き馴染みのある旋律から深淵な芸術世界まで、ヴァイオリンの魅力を余すことなく紹介するプログラムです。




◆ シューベルト《華麗なるロンド D.895》— 輝かしき技巧と歌心



1826年に完成されたこの作品は、シューベルトが残した数少ない本格的なヴァイオリンとピアノのための作品のひとつです。

冒頭の幻想的な序奏から、華やかに駆け出すロンド主題への展開は、まさに“華麗”の名にふさわしい構成であり、技巧と抒情性を巧みに融合させた名品です。


舞曲的なリズムと、内省的なメロディが交錯する構造は、シューベルトの晩年の精神性を如実に映し出しており、豊かな音楽的体験を与えてくれます。




◆ ブラームス《ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 op.108》— 激しさと親密さの交錯



ブラームスの3つのヴァイオリンソナタのうち、最もドラマティックで対位法的密度が高いのがこの第3番です。

全4楽章からなるこの作品は、ドイツ的重厚さとブラームスならではの情緒が見事に溶け合った傑作であり、ヴァイオリンとピアノが一対一で格闘しながら進む緊張感が魅力です。


特に第4楽章の終結に向けた激しい展開は圧巻で、演奏者にとっても聴衆にとっても忘れがたい時間となることでしょう。




◆ クライスラー《美しきロスマリン》《愛の悲しみ》— 永遠の小品たち



オーストリアの名ヴァイオリニスト、フリッツ・クライスラーの小品は、20世紀初頭のサロン文化を象徴する存在です。

《美しきロスマリン》は軽やかで華やか、《愛の悲しみ》はその名の通り哀愁を帯びた旋律が胸に残る逸品。


いずれも演奏技巧に裏打ちされた品格ある音楽でありながら、聴く者の心に直接語りかけてくる力を持っています。




◆ モンティ《チャルダッシュ》— 情熱的な民族舞曲の決定版



イタリアの作曲家モンティによるこの作品は、ハンガリー風の舞曲「チャルダッシュ」を題材にしたもので、

ゆったりとした序奏から急速なジプシー舞曲へと展開する構成が特徴です。


テンポとダイナミクスのコントラストが激しく、演奏者の技巧と表現力が試される一曲

本公演のフィナーレを飾るにふさわしい、聴衆の拍手を誘う華やかさに満ちています。




◆ 心に咲く“名曲の花束”をあなたに



今回のプログラムでは、旋律の美しさ、構造の深さ、そして演奏技術の妙を兼ね備えた作品ばかりを集めました。

ヴァイオリンとピアノが織りなす色彩豊かな音の花束を、どうぞ会場でお受け取りください。




公演情報



📅 2025年6月19日(木)

🕝 14:30 開演(開場 14:00)

🏛 高槻城公園芸術文化劇場 太陽ファルマテックホール

🎻 出演:堀江恵太(ヴァイオリン)、乾将万(ピアノ)

🎟 入場料:2,000円(全席自由)※未就学児入場不可

📞 チケット・お問い合わせ:INUI MUSIC SALON 080-4761-6820




 
 
 

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