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ブログdeレッスン13「短く切るだけじゃない! スタッカートを正確に、そして表情豊かに弾くコツ」

執筆者の写真: 乾 将万(Inui Masakazu)乾 将万(Inui Masakazu)

スタッカートの効果的な弾き方


テーマ


「短く切るだけじゃない! スタッカートを正確に、そして表情豊かに弾くコツ」


背景や基礎知識

スタッカート(staccato)とは?

イタリア語で「切り離して」という意味。音を短く歯切れよく演奏する奏法。

種類と時代様式

・バロックや古典派のスタッカートは、比較的軽やかで跳ねるようなタッチが多い。

・ロマン派以降になると、強調したりアクセントを付けたりする目的で使われることも増える。


具体的な練習法・手順

1. 打鍵と離鍵のタイミング

• 指で鍵盤を押すスピードと離すスピードを意識的にコントロール。

2. 手首の柔軟性

• スタッカートは手首の小さな上下動を使うことが多い。腕や肩が固いとスムーズに音が切れない。

3. 音の長さをそろえる

• スタッカートでもリズムがばらけないように、メトロノームを活用し、均等な長さをキープ。

4. 強弱のバリエーション

• スタッカートは短い音だが、強く弾いたり弱く弾いたり、音色を変化させることで表情が豊かになる。


まとめ


スタッカートは「音を短くする」だけでなく、「生き生きとした躍動感」を与える重要なテクニック。手首の柔軟性と正確なリズム感を磨き、さまざまな音色のスタッカートを使いこなしましょう。

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