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ブログdeレッスン④「スケール(音階)を練習するときの、身体の使い方や姿勢を押さえてスムーズな演奏を目指そう」

執筆者の写真: 乾 将万(Inui Masakazu)乾 将万(Inui Masakazu)

2. スケール練習の正しい姿勢


背景や基礎知識

スケール(音階)とは?

ドレミファソラシドのように、決まった順序で連続して音を並べたもの。長音階・短音階などがあり、どの調でも存在する。

スケール練習の目的

・指の独立や運指の型を確立する。

・調性への理解を深め、曲中での音の並びが自然に指先に馴染むようにする。

・連続的な動きの中で、鍵盤の配置や指番号の把握を強化。


具体的な練習法・手順

1. 姿勢チェック

• 背筋を伸ばし、肩の力を抜き、肘は楽に曲げる。椅子の高さは、鍵盤に対して前腕がほぼ水平になるよう調整。

2. テンポをゆっくりから

• メトロノームを使い、はじめは非常にゆっくりの速度(♩=60程度)で各指が均等に動くよう意識。

3. 音の粒をそろえる

• 上行・下行ともに、全ての音が同じ強さ・長さで出るように。自分の演奏を録音して確認するのも効果的。

4. 調を変えてみる

• Cメジャー(ハ長調)だけでなく、GメジャーやFメジャーなど、様々な調のスケールを同じ姿勢・指使いの基本を守って練習する。


まとめ


正しい姿勢でのスケール練習は、ピアノ演奏の基本テクニックを総合的に強化する最良の手段です。無理のないフォームを維持しながら、繰り返し練習して身体に覚えさせましょう。

 
 
 

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