レガート奏法を身につける
背景や基礎知識
• レガート(legato)とは?
イタリア語で“つなげて”という意味。音と音の間に途切れを作らず、連続したフレーズを作り出す奏法。
• 音楽的な意義
・メロディを歌うように演奏するために、レガートは欠かせない。
・特にバロックや古典、ロマン派など、多くの時代の作品で基本的な表現として使われる。
具体的な練習法・手順
1. 指を次の音に移すタイミング
• 今の音を離す瞬間と次の音を押す瞬間をできる限りスムーズに繋げる。
2. 腕全体で支える
• レガートは指先だけの動きでなく、腕や手首の動きも連動する。指を次の鍵盤へ移行しやすい角度に保つ。
3. ペダルのアシスト
• ダンパーペダルで音を伸ばしすぎると「ペダル頼み」になってしまう。まずはペダル無しでもレガートができるよう練習。
4. スラーやフレージングに注目
• 楽譜に書かれたスラー(曲線のライン)は、どの範囲をレガートで弾くべきかの指標。フレージングを理解することで自然な演奏になる。
まとめ
レガートは“歌うような演奏”を可能にする鍵。指の連携だけでなく、フレージングやペダル使いなど総合的に意識しながら、滑らかなサウンドを目指しましょう。
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