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ブログdeレッスン12「音と音のすき間を感じさせない“レガート”の弾き方をマスターして、滑らかな演奏を実現しよう」

執筆者の写真: 乾 将万(Inui Masakazu)乾 将万(Inui Masakazu)

レガート奏法を身につける


背景や基礎知識

レガート(legato)とは?

イタリア語で“つなげて”という意味。音と音の間に途切れを作らず、連続したフレーズを作り出す奏法。

音楽的な意義

・メロディを歌うように演奏するために、レガートは欠かせない。

・特にバロックや古典、ロマン派など、多くの時代の作品で基本的な表現として使われる。


具体的な練習法・手順

1. 指を次の音に移すタイミング

• 今の音を離す瞬間と次の音を押す瞬間をできる限りスムーズに繋げる。

2. 腕全体で支える

• レガートは指先だけの動きでなく、腕や手首の動きも連動する。指を次の鍵盤へ移行しやすい角度に保つ。

3. ペダルのアシスト

• ダンパーペダルで音を伸ばしすぎると「ペダル頼み」になってしまう。まずはペダル無しでもレガートができるよう練習。

4. スラーやフレージングに注目

• 楽譜に書かれたスラー(曲線のライン)は、どの範囲をレガートで弾くべきかの指標。フレージングを理解することで自然な演奏になる。


まとめ


レガートは“歌うような演奏”を可能にする鍵。指の連携だけでなく、フレージングやペダル使いなど総合的に意識しながら、滑らかなサウンドを目指しましょう。

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