「ド・レ・ミ・ファ・ソなど5音だけで取り組む“5本指練習”が、指先の独立と安定感を育む」
背景や基礎知識
• 5本指練習とは?
例えば右手ならド〜ソを1指(親指)〜5指(小指)で順番に弾く、左手ならソ〜ドを5指〜1指で弾くといった基礎練習。ハノンや初歩のピアノ教則本にもよく登場する。
• なぜ大事?
・5指を均等に動かす訓練になり、指の独立が身につく。
・どの音を弾いても安定したタッチを保てるようになる。
具体的な練習法・手順
1. 鍵盤に指をセット
• ド〜ソまたはソ〜ドを正しい指番号でセットし、手首をリラックス。
2. 1音ずつゆっくり
• “ド → レ → ミ → ファ → ソ → ファ → ミ → レ → ド”のように上行・下行を繰り返し、すべての音を均等な長さと強さで。
3. 指ごとの力加減を意識
• 親指と小指は強すぎたり弱すぎたりしやすいので注意。手首や腕の重みを上手に利用し、均等なタッチを。
4. 調を変える
• C(ド)だけでなく、D(レ)やE♭(ミ♭)など、さまざまな位置で5本指練習をする。黒鍵を含むとさらに指使いの感覚が磨かれる。
まとめ
シンプルな5本指練習こそ、すべての演奏テクニックの基礎。毎日のウォーミングアップとして取り入れれば、指先のコントロールが確実に向上します。
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