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ブログdeレッスン⑤「楽曲を一気に通さず、苦手な箇所にフォーカスする“部分練習”で上達スピードをアップ!」

執筆者の写真: 乾 将万(Inui Masakazu)乾 将万(Inui Masakazu)

効率的な部分練習の方法


部分練習とは?

曲を冒頭から最後まで何度も通して弾くのではなく、特に難しい箇所や間違えやすい部分、リズムが乱れるところなどに絞って集中練習する方法。

なぜ有効?

・時間や労力を効率的に使える。

・苦手パッセージを重点的に克服することで、曲の完成度全体が大きく向上。


具体的な練習法・手順

1. 難所を特定する

• 最初に曲を通して弾き、どこでミスが起こるか、リズムが崩れるかを把握。そこを重点的に抜き出す。

2. テンポを落とす

• ミスが出る箇所は、必ずゆっくりにして、ミスの原因(指番号?リズム感?読譜ミス?)を分析しながら弾く。

3. 繰り返しの回数を増やす

• 通し練習よりも部分練習の繰り返し回数を意識的に増やす。5〜10回連続で成功させるまでゆっくり繰り返す。

4. 最後に通しで確認

• 部分練習がある程度仕上がったら、全体を通して演奏し、部分練習の成果を確認する。


まとめ


効率的な部分練習は、短い時間でも驚くほどの成果が得られる練習方法です。苦手を切り分け、徹底的に攻略してから通し練習で結合することで、着実に上達しましょう。

 
 
 

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