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ブログdeレッスン⑦「リズム感を鍛えるメトロノーム活用術」

執筆者の写真: 乾 将万(Inui Masakazu)乾 将万(Inui Masakazu)

「苦手意識が多いリズムを克服する鍵はメトロノームの正しい使い方にあり!」


背景や基礎知識

リズム感とは?

拍子(4拍子、3拍子など)を安定して感じ取り、一定のテンポをキープしながら演奏する力。

メトロノームの役割

・客観的な時間の基準を与えてくれる。

・うまく活用すれば、自分の“ずれ”を正確に認識し修正可能になる。


具体的な練習法・手順

1. テンポを数字で把握

• まず、譜面に指定されたテンポ(例:♩=60や♩=80など)をメトロノームで確認。どれくらいの速さかを身体で感じる。

2. 手拍子から始める

• いきなりピアノを弾かず、メトロノームの音に合わせて手拍子や足踏みをして、拍子感を掴む。

3. パート別に合わせる

• 右手だけ、左手だけ、両手と段階を踏んでメトロノームに合わせる。最初はゆっくりテンポから。

4. 加速トレーニング

• 慣れてきたら徐々にテンポを上げていく(♩=60→♩=70→♩=80…)。段階的に速度を変えることで、柔軟なリズム感を育む。


まとめ


メトロノームはただ“カチカチ”鳴らすだけではなく、リズムの基準として多角的に活用できます。地道な活用が“テンポがぶれない演奏”を育む近道です。

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