ブログdeレッスン⑨「ペダルを踏むだけで音楽が変わる！ 正しいペダリングで曲の表情を豊かに」

ペダリングの基本：タイミングと注意点

テーマ

「ペダルを踏むだけで音楽が変わる！ 正しいペダリングで曲の表情を豊かに」

背景や基礎知識

• ピアノのペダルの種類

・右ペダル（ダンパーペダル）：最もよく使われる。鍵盤を離しても音が伸び続ける。

・左ペダル（ソフトペダル）：音量を抑え、柔らかい音質を作る。

・中央ペダル（ソステヌートペダル）：特定の音だけを保持するためのペダル（グランドピアノに主に搭載）。

• ペダリングの役割

・音を持続させて繋げたり、響きを豊かにしたりできる。

・曲の雰囲気や和音の印象を劇的に変化させる重要要素。

具体的な練習法・手順

1. 譜面のペダル記号を確認

• 作曲家や編集者が指定しているペダル記号（Ped. … * …）を目安にしつつ、楽曲の和声やフレージングを考慮して自分なりに最適化。

2. 音が変わる瞬間に合わせる

• 一般的には「和音が変わる瞬間」にペダルを踏み替えるのが基本。古典派〜ロマン派でもペダリングの仕方に違いがあるので、時代様式も意識。

3. 踏みすぎに注意

• 常にペダルを踏み込んでいると音が濁りやすい。曲によっては半ペダルなど、微妙な踏み込み量の調整が必要。

4. 録音で確認

• ペダリングは自分の耳だけで判断しづらいことも。録音や他者の客観的な意見を取り入れると効果的。

まとめ

ペダルは“第3の手”とも言われるほど、ピアノ演奏において重要な要素。正確なタイミングとバランスを身につければ、表現力が格段にアップします。