ゴールデンウィーク
- 乾 将万(Inui Masakazu)
- 5月6日
- 読了時間: 2分
新年度のスタートは、まさに嵐のような勢いで駆け抜けていきましたが、ゴールデンウィークに入り、束の間ではありますが少し落ち着く時間を持てました。レッスンやリハーサルは続いていましたが、心身ともに一息つけたように思います。
振り返れば、4月はなかなかの忙しさでした。
4/2(高槻)、4/8(西宮)、4/17(再び高槻)、4/24(自宅サロン)、4/26(茨木)と、主催公演が立て続けにあり、どれも充実した内容となりました。
中でも4/8は、野々村彩乃さんとの3rdアルバム発売記念も兼ねた演奏会で、多くの方にご好評をいただき、胸を撫で下ろしております。
学校関係の方も春の講習会で多くの刺激を受け、授業設計に思いのほか時間を割くこととなりました。公演の構成と授業づくりには通じるものがあると感じており、その共通点を意識しながら試行錯誤を重ねています。ありがたいことにアイデアには恵まれており、あとは限られた時間との勝負です。
また、映像収録のご依頼も多く頂戴し、少しずつ技術面での安定を実感しています。一定の信頼をお寄せいただいているようで嬉しく思う反面、映像・音響ともに改善点は尽きず、気づけばカメラ沼の住人に…。今年は名古屋や静岡への出張も予定されており、ありがたくも気の抜けない日々が続きそうです。
5/11をもって私の担当回が一区切りとなる「大阪文化資源魅力向上事業」も、ようやく準備の山場を越え、少し気が楽になってきました。多くの方に喜んでいただける催しとなることを願っています。
そして4月27日は、恩師・林秀光先生のご命日でした。亡くなられる直前、わずかな期間しかご指導を受けることは叶いませんでしたが、その短い時間に頂いた教えと出会いが、今も自分の核となって息づいています。(厳しく、しかし真摯な先生でした。)
先生のお葬式に向かう途中、少し早く着いた私は小さなカフェで時間を潰していました。すると直後に、喪服姿の大柄な男性が入ってこられたのを、今でもよく覚えています。同じく先生の元に向かわれていたのだろうと、印象に残っています。
その後、林先生の奥様より「これから頼るべき存在」としてご紹介いただいたのが、鈴木謙一郎先生でした。留学後もさまざまなご縁を繋いでいただき、以来ご無沙汰していたのですが(なにしろご連絡がつきにくいお方でして……)。ふと4月末にお電話を差し上げたところ、なんとワンコールで出てくださり、次回コンサートへのご出演も快くご承諾いただけました。
このタイミングの巡り合わせに、やはりご縁を感じざるを得ません。
来年の公演での再会と共演が、今から楽しみでなりません。

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